流産の兆候?妊娠中に出血って大丈夫なの?

産前

妊娠中に出血があると、「流産してしまったかも!」ととても不安になりますよね。
実際に、流産の兆候としても起きる出血ですが、妊娠の時期によっては正常の場合もあります。

妊娠中の出血の主な原因や病院受診の目安など紹介していきます!

妊娠中の出血原因

妊娠中の出血は、妊娠に関わるトラブルによるものや出産間近に自然に起こる場合など、原因には様々なものが考えられます。

着床出血

精子と卵子が出会い、受精卵となって子宮内膜に着床すると妊娠になります。
このときに起こる出血を着床出血といい、多くは排卵日から約1週間後に少ないおりもの程度の出血がみられることがあります。

妊娠初期出血

妊娠初期に出血がある人は30%程度いるといわれています。
これは受精卵が着床し、胎盤を作る段階で子宮内内膜の血管が破れて出血してしまうものと考えられており、正常の場合でも起きる出血です。

しかし、実際にはこの時期、流産の初期症状として出血が起こることもあります。
この出血に対する治療法はないので、無理をしないようにして赤ちゃんの成長を期待して待つことになります。

子宮外妊娠(異所性妊娠)

子宮外妊娠とは、受精卵が子宮内膜以外の場所に着床した状態です。
主な症状として出血と下腹部痛(お腹の下の方が痛い)があり、お腹の中で大量出血をきたすと貧血や低血圧、頻脈、意識障害などがおき命に危険が及ぶこともあります。

絨毛膜下血腫

絨毛膜下血腫とは、絨毛膜(胎盤の膜)と子宮壁との間に血液の塊が形成された状態のことで、妊娠初期から中期にしばしばみられます。
通常は自然に無くなりますが、なくならない場合や血液の塊が巨大化した場合には早産・流産などのリスクが高まることがあります。
絨毛膜下血腫の主な症状は性器からの出血で、痛みがある場合もあります。

流産・早産

妊娠22週までに妊娠が終わってしまうことを流産、妊娠22週から36週6日までの出産を早産といいます。
いずれもお腹の張りや痛み、性器出血が主な症状です。

前置胎盤

前置胎盤とは、胎盤が正常よりも低い位置にあり、子宮の出口の一部または全部が覆われてしまう状態のことです。
全体の約1%にみられるといわれています。
発症しても無症状のことがほとんどですが、痛みを伴わない性器出血が生じる場合もあります。
出血するリスクは妊娠後期ほど高まり、出血は大量になることがあります。

常位胎盤早期剥離

常位胎盤早期剥離とは、赤ちゃんが生まれる前に子宮壁から胎盤が剥がれてしまうことです。
胎盤が剥がれると赤ちゃんに栄養や酸素が送られなくなるために、赤ちゃんの状態が急激に悪くなり、重症の場合は亡くなってしまうこともあります。

主な症状としてお腹の張りや痛み、性器出血、胎動を感じにくくなるなどが挙げられますが、その箇所が剥がれるかによって症状も経過も異なります。

妊娠後期に下腹部痛、特に長く続く腹痛と性器出血がある場合には、受診している医療機関に相談してください。

おしるし

赤ちゃんを覆っている卵膜は子宮壁に張り付いていて、出産が近づくと子宮壁から剥がれ、この時に出血が起こります。
この出産の兆候として起こる出血をおしるしといいます。
一般的にはおしるしの後に陣痛が現れ、その後に破水が起こります。
ただし、おしるしがなく陣痛が始まる場合や、陣痛の前に破水が起こる場合もあります。

受診の目安

妊娠中の出血は30%以上の人が経験する頻度の高い症状で、妊娠や出血に伴う形で自然に起こる場合も多くあります。
しかし、病気が原因で出血が起こることもあるので、出血がみられたら出血量や他の症状の有無にかかわらず、かかりつけの産婦人科を受診するようにしましょう。

夜間・休日を問わず受診
・胎動が減っている、なくなっている
・大量の出血や激しい痛みがある
・妊娠後期で周期的な痛みがある
・週数に関係なく長く続く痛みやお腹のはりが続く

診療時間内に受診
・出血がごく少量で他の症状がない
・妊娠初期

まとめ

妊娠中に出血があると、もしかして流産したかもと不安になりますよね。

必ずしも流産ではないこと、妊娠している時期によっては出血は正常なこともあります。
でも、おしるし以外は基本的に心配だと思うので、気になる出血があった場合は必ず病院を受診してください。

お腹がずっと痛い場合や出血が止まらない、赤ちゃんの動きが悪い場合などはすぐに病院に行ってくださいね!

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