基礎体温って聞いたことありますか?
妊活中の方はよく知っているかもしれませんね!
基礎体温と聞くと妊娠するために測るものと言うイメージが強くあると思いますが、
それだけでなく、生理がくる時期や体の調子などもわかるようになります。
基礎体温とは?測り方など紹介していきますね!
基礎体温とは?

基礎体温は、普段測っている体温とは違います!
例えば、食事のあとや運動したあとで体温を測ると高くなります。
基礎体温はそういった生活上の活動をしていない、安静時の体温のことです。
安静時とは、体の維持に必要な最低限度の機能しか働いていない時(つまり、寝起き)のことです。
女性の基礎体温は、排卵や月経、妊娠などに伴うホルモンの分泌と深い関係があり
基礎体温を記録することで、ホルモンの分泌がうまく行われているか、妊娠に適した時期はいつか、などを知ることができます。
基礎体温は高温期と低温期に分かれる
排卵から月経が始まるまでは高めの体温が続きます、これを高温期といいます。
排卵後に分泌されるプロゲステロンというホルモンが脳の体温の調節する部分に働きかけて体温を上げています。
そして、月経が始まると体温は緩やかに下がり始め、次の排卵までの約2週間は低めの体温が続きます。
これを低温期とよび、この時期は妊娠にむけてエストロゲンというホルモンが分泌され、卵子が成長していく時期となります。
ホルモンの働きによる高温期と低温期の二つの時期が繰り返していることを二相性と呼び、この二相性が基礎体温表に現れていれば、ホルモンが正常に分泌されていることがわかります。
(体温が1ヶ月のうちに2週間ごとに高かいときと、低いときがある)
基礎体温表からわかること
基礎体温表からは、高温期、低温期といった変化だけでなく、次のようなことがわかります。
・妊娠の有無
・排卵の有無
・ホルモンが正常に分泌されているかどうか
高温期は約2週間続くと言われています。
そのため、高温期が長く続いていれば、妊娠の可能性も考えられます。
妊娠検査薬を使うタイミングも基礎体温表から推測できます。
また、二相性がはっきりしない場合、妊娠しにくい原因が隠れていることもあります。
例えば、体温が低い状態が続く場合は、排卵によるホルモンの分泌がされておらず、無排卵の可能性があります。
このように、基礎体温をつけると目に見えにくい体の変化を知ることができるので、妊娠を希望する場合はもちろん、日頃の体調管理のためにも、基礎体温の記録を習慣にできるといいですね。
基礎体温の測り方

基礎体温は、身体を動かす前に測らなくてはいけません。
枕元に体温計を置いておき、目覚めたらすぐに測りましょう。
体温計は小数点第2位まで測れる婦人体温計がオススメです。
基礎体温は0.3〜0.5度程度のわずかな差で上下するため、婦人体温計は細かい体温変化を記録するのにむいています。
そして体温計は口の中、下の裏の付け根で測りましょう。
汗やその他外からの影響を受けにくいので正確に体温を測ることができます。
・朝起きてすぐ、身体を起こす前に測る
・婦人体温計を使う
・舌下で測る
正確に基礎体温を測るための注意点

基礎体温を記録し、体のリズムを知って妊娠につなげるためには、なるべく正確な基礎体温を知る必要があります。
人間は睡眠中に体温が下がります。
しかし、睡眠時間が4時間未満だと十分に体温が下がりきらず、本来の基礎体温よりも高い体温が出てしまいます。
なので、睡眠時間は6時間以上とってより正確な基礎体温を測るようにしましょう。
また、基礎体温を測るときは身体を動かすこと体温が上がるので禁止です。
目が覚めたらすぐに体温を測ってください。
測る前に起き上がったり、布団の中で手足を動かしたり、トイレに立つなどしてはいけません!
さらに、正しい体のリズムを知るために、最低でも3ヶ月は続けて測り、記録をつけることが必要です。
なるべく同じ時間に測るのが理想的ですが、毎日同じ時間に起きるのは難しいので、無理せず目が覚めたときに測るようにしましょう!
・睡眠時間は6時間以上とる
・身体を動かす前に測る(寝起きすぐに!)
・少なくとも3ヶ月くらい測って記録をつける
まとめ
基礎体温をつけると体の中で何が起こっているのか分かりますね!
測るときは、寝起きで動かずに舌の下で測るようにしてください。
寝不足は体温が上がってしまうので、できたら6時間以上は寝るようにし
3ヶ月間は頑張って続けましょう!
基礎体温の上がり下がりは0.5度前後で起こります。
婦人体温計の方が細かく数字が出るので把握しやすいですが、
普段使っている体温計でも大丈夫です!
無理せず続けてもらって、いつもと違うと思ったらぜひ産婦人科を受診してくださいね。
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