抱っこの仕方で悩んだことはないですか?
最初は誰だって初心者、なので抱っこの仕方もおむつの変え方も、おっぱいのあげ方もさっぱりわかりません。
でも分からないなりにやってるとどんどん分かってくるのですが、
抱っこの方法はその日の赤ちゃんの気分やママ、パパの体調によって様々な方法があります。
なので、どの抱っこの仕方が正解なのか分からなくなってしまいがちです。
今回は、そんな抱っこの仕方をお教えしていきたいと思います。
目次
悪い抱っこを続けてしまうと・・
街中を歩いていると結構悪い抱っこをしてしまってる人を見かけます。
抱っこ紐で赤ちゃんの足が垂直に垂れてしまってる人。
縦抱きの時に赤ちゃんの背中が反ってしまってる人。
横抱きの時に、股に手を入れて赤ちゃんの足がぶらぶらになってしまってる人。
正しい抱っこをしないとこんな危険性があるんです。
股関節脱臼
赤ちゃんは大人に比べて関節が弱いです。
なので足の持ち方が悪かったり抱っこの仕方が悪いと股関節が脱臼する事があります。
抱っこは毎日の積み重ねが体に負担になっているのでもし悪い抱っこをしている人はすぐに正しい抱っこに変えてください。
口呼吸、歯並びが悪くなる。
これは縦抱きが悪い人に多いんですが、抱っこが正しくないと、抱っこ中赤ちゃんの口が開きっぱなしになってしまい、正常なら鼻呼吸するはずが口呼吸になってしまいます。
そうなる事で歯が生えてきた時に歯並びが悪くなってしまいます。
口呼吸=歯並びが悪くなる、なので赤ちゃんの口が開きっぱなしになってる人はすぐに正しい抱っこに戻してあげてください。
赤ちゃんから肩こり、運動音痴
抱き上げる時に脇の下に手を入れて持ち上げてしまうと肩が上に押しやられて骨格がおかしくなってしまいます。
骨格がおかしくなると筋肉のつき方が悪くなり運動音痴になったり肩こりが小さい頃から出てしまいます。
これは肩甲骨まで手を回して肩が上がらないように持ち上げるだけで防げるので気をつけてあげましょう。
抱っこする親の体にもこんな負担が・・
抱っこの姿勢が悪ければもちろん親の方にも負担がかかってきます。
腱鞘炎
これは特に女性になりやすいのですが、手のひらで赤ちゃんを支えるように抱っこすると、手首〜腕全体に強い力が入ってしまい、筋肉の腱の部分に炎症を起こしてしまいます。
1ヶ月程度の赤ちゃんでも3〜5キロぐらいあるのでそれを毎日何時間も続けてしまうとどんどん手首はやられてしまいます。
治すのに腕を使わないようにする事が大事なのですが、子育て中の場合はそんなこともできないので腱鞘炎にだけはならないようにしましょう。
肩こり、腰痛
抱っこするときの姿勢が悪いと首〜肩、肩〜背中、背中〜腰に余計な力がかかってしまいます。
特に肩こりは基本的な姿勢に非常に影響されやすいので抱っこの姿勢を気にするようにしてみてください。
腰痛に関しては、筋肉の衰えが原因である事が非常に多いので体幹の筋肉を鍛えるようにすると楽になります。
詳しくはこちらで↓
正しい抱っこの仕方(姿勢)
抱っこは子供をどのような状態で抱きかかえるか、以前に抱っこする人がどんな姿勢で抱っこするのかが重要になってきます。
もし、悪い姿勢で赤ちゃんを正しい状態で抱っこしても赤ちゃんにも親にも悪影響が出てしまいます。
なのでまずは自分の抱っこするときの姿勢を気にしてみましょう。
・抱っこする人は背中をまっすぐを意識して立ちます。反らし過ぎたり、丸め過ぎたりしてはいけません。
・赤ちゃんの自然な体勢(背中がCの形に丸くなる)になるように抱っこしましょう。
・赤ちゃんの膝は軽く曲げ、M字に開くと股関節の負担が少なくなりCカーブも作りやすくなります。
・赤ちゃんはできるだけ高く抱っこしてあげると腕への負担が減ります。さらに手で支えるのではなく、腕で支えてあげると腱鞘炎を予防できます。
正しい抱っこ(横抱き)
正しく横抱きにする手順
1、赤ちゃんの頭は肘よりも少し上に乗るように支えてあげます。
2、次に膝をM字になるように曲げてあげ、膝にもう片方の腕を添えて支えます。
3、背中とお尻を支えるように手を回してあげます。(この時に手首を曲げすぎると痛めます)
4、赤ちゃんを胸に少し抱き寄せれば完成
5、赤ちゃんの背中が綺麗にCカーブ作れてると成功です
正しい抱っこ(縦抱き)
縦抱きの手順です。
1、自分のおへそよりも高い位置に赤ちゃんのおしりがくるように持ち上げます。
2、赤ちゃんの膝が、お尻よりも高い位置にくるようにし、両足をM字に開き自分の胴体に添わせます
3、赤ちゃんのお尻を前腕に乗せるようにして支えます。
4、もう片方の手で背中を軽く支えてあげれば完成です。
5、この時も赤ちゃんの背中がCカーブになっていれば成功です。
まとめ
正しい抱っこの仕方は理解できたでしょうか?
正しい抱っこをする事で赤ちゃんの成長も親の体も守る事ができます。
さらに骨格が正しく育ってくれるので将来肩こりや腰痛に悩まず運動もしっかりできるような子に育ちやすくなります。
親も子も姿勢が大事になってくるので、まずはその姿勢の部分を意識して頑張ってみてくださいね!
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